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変形性膝関節症は、なぜ痛むの?

体を守る反応のひとつ

変形性膝関節症の痛みはひざに炎症が起きているためです。炎症が起きているのはひざの関節を覆っている滑膜という組織です。
炎症は体を守る免疫反応のひとつで、体にとって有害な刺激を受けたときに起こります。本来は傷ついた組織を修復するための反応ですが、炎症を起こした滑膜からは、サイトカインという炎症を悪化させる物質を含んだ関節液が分泌されています。 初期は急性炎症ですぐに治まりますが、炎症が慢性化するとひざの滑膜が分厚くなったり、滑膜と関節軟骨が癒着して、ひざの機能障害へとつながります。
変形性膝関節症による痛みや腫れを改善するには、まず炎症をおさえることが大切です。


炎症の特徴

①発赤:血管が広がって充血。あまり目立たない場合もある
②腫れ:サイトカインや白血球などを含む関節液が出る
③痛み:腫れによってまわりが圧迫される
④発熱:充血などのため
⑤機能障害:腫れ、痛み、癒着などのために起こる。ひざの曲げ伸ばしがしにくい、歩行がつらい


ひざに水がたまるのも炎症が原因

軟骨が擦り減って、滑膜が炎症をおこすと炎症を悪化させる物質を含んだ滑液が分泌されます。滑液がたくさん分泌され、関節液が増えると「ひざに水がたまる」状態となり、これを「関節水腫(かんせつすいしゅ)」といいます。

関節液は通常1~3ml程度ですが、ひざの炎症が強いと20~30ml以上になります。関節水腫になると、痛みやひざの曲げにくさ、ひざの張りなどを感じます。関節液が少量なら自然吸収されることもありますが、多い場合は水を抜いてもらうと炎症を一時的に抑えることができます。
正常な関節液は無色透明なのですが、変形性膝関節症の関節液はリンゴジュースのような透明な黄色です。関節液の中に擦り減った軟骨の破片がみられることもあります。


特徴的な痛み

症状に波があり、良くなったり悪くなったりを数か月単位で繰り返します。 放っておいても治る病気ではないので徐々に悪化していきます。

・動きはじめの痛み
 歩き始め、立ち上がる時に痛むが少し休むと治まります。
 長時間歩くとまた痛みが出てきます。
 関節の内部は少し粘りのある関節液で満たされており、糸を引くように
 伸びるのでひざをスムーズに動かす潤滑液の役割をしています。
 関節軟骨や半月板が擦り減って、毛羽立つようになると関節液が
 なじむのに時間がかかり、摩擦が起きて動かし始めに痛みを感じるのです。
 O脚の人はひざの内側、X脚の人はひざの外側に痛みを感じることが
 多いです。

・階段の上り下りで痛む
 最初のうちは階段を下りるときだけ痛かったのが、軟骨の摩耗が進むと
 上るときも痛むようになります。
 中期の変形性ひざ関節症によくみられます。


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